2022年11月27日日曜日

11月26日 大槻能楽堂

「清経」
大槻文蔵と天野文雄の対談を聞いた後なので、細部まで目を配って見られた。笛の音に合わせて、清経が少しずつ姿を現し、妻のもとへ近づいてるのは、やはりこのテンポだからいいのであって、早送りしたら台無しだよなと思ったり。
シテの上野雄三、ツレの長山耕三ともに声が聞き取りやすく、詞章がよくわかった。清経の面は時に絶望したり、時に泣き笑いに見えたりした。
恋之音取の小書き付きで、笛方が舞台の方に出てきて演奏していた。  
隣の席の男性が大方寝ていてかすかにイビキをかいているのが耳に障り、集中を削がれたのが残念。 

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