「テーマとヴァリエーション」
米沢唯と奥村康祐のペア。技巧的な振付が濃密に盛り込まれているのに、ゆったりとこなしていてせかせかして見えないのはさすが。ステップやポーズの一つ一つが美しく、あらゆる瞬間が絵面のようで眼福。奥村は白の衣装が良く似合い、端正でノーブルな踊り。特に終盤、男性ダンサーを率いて踊るところはぐっと来た。米沢は回転で軸がぶれないのが素晴らしかった。主役の2人はもちろん、群舞もキレイにそろっていて優美。特に池田理沙子の腕の遣い方が柔らかく、音楽的だった。
「ペンギン・カフェ」
去年は配信で観たが、生で観るとより楽しい作品。
ペンギンの広瀬碧の愛らしさ。ユタのオオツノヒツジの木村優里は初役だそうだが、もっとコケティッシュでもいいかも。井澤駿の伊達男ぶりは、今井翼に似ている気がする。
テキサスのカンガルーネズミの福田圭吾は飛び跳ねっぱなしで、凄い運動量。
ケープヤマシマウマの奥村康祐はアフリカンダンスのようなリズムで、アクロバティックな動きなのに哲学的に見える。女性陣の衣装がスタイリッシュで素敵。
ブラジルのウーリーモンキーは福岡雄大。高い跳躍を連発する軽々とした動きで、身体能力の高さを再認識した。
0 件のコメント:
コメントを投稿