2020年7月31日金曜日

7月27日 能楽公演2020~新型コロナウイルス終息祈願~ 3日目

舞囃子「初雪」
金春流の櫻間金記。小鼓の亀井俊一はやはり音がでていなかった。

「二人大名」
千五郎の大名の立派なこと。忠三郎は調子がいい。通りがかりの男に大蔵吉次郎。

「葵上」
古式の小書き。大槻文蔵のシテの素晴らしいこと。はじめの発声は心配になるほどのしわがれ声だったが、所作の美しさは比類ない。面をしていても視線が定まっているように感じられるるというのが今日の発見。六条御息所が葵上を打擲した後、橋掛かりへ引っ込む後ろ姿に滲む哀しさ。後シテの般若も哀しい。

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