戯曲は岸田國士の「恋愛恐怖病」だが、本編に入る前に劇場のバックヤードや稽古風景の映像が流れる。昇降するリフトと戯れるように身体を動かしながらセリフを発する森山未來。ウエーブヘアにヴィクトリア朝?のドレスをまとった黒木華が開演前のあいさつ。
本編は舞台の上部に渡されたリフトの上での男と女の会話。友達以上恋人未満の男と女の駆け引き。ラスト、立ち去る男に向かって「本当にもおしまいよ」と女が言ったあとでリフトが上がったのだが、その時の揺れのせいで嗚咽しているようにも見えた。
エピローグは、観劇後の客席のようなところで森山と北尾亘が感想を語り合う。劇中劇のような、劇中の男が友と話しているような。
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