2017年7月2日日曜日

0624 文楽若手会

「寿柱立万歳」睦、靖、小住に寛太郎、錦吾、燕二郎、清允。 睦の声がのっけから厳しい。どうしちゃったの?三味線はキビキビしてて気持ちいい。人形は太夫が玉誉、才三が紋臣。コミカルな人形でも紋臣は滑らか。 「菅原伝授手習鑑」 車曳の段は松王・小住、梅王・咲寿、桜丸・睦、杉王・亘、時平・靖に清丈。 小住の松王が立派過ぎるくらいで、時平より年配に聞こえた(いいのか?)。睦がキツイのは変わらないとして、靖がもう一声欲しい。大笑いも息が続かないのか、真っ赤な顔して頑張ってるんだけど、後半声が掠れてた。咲寿はちょっとずつ良くなってるようで、元気はつらつにプラスαが見えてきた。 寺入りの段は亘と清公。うーん、まだまだだなあ。声は悪くないと思うのだが。 寺子屋の段は前を芳穂・清き、後を希・龍爾。芳穂は上手く語るのだが、ちょっと歌いすぎにも。希はなんだか聞いててしんどい。言葉の区切りかたが違うのか。語りわけも今ひとつで、女二人の区別がつかないし。 人形は松王の二人(車曳の玉翔、寺子屋の玉勢)が奮闘。玉勢は籠からの出でコケる(ツメの人形にぶつかったそうな)も立て直し、大きい松王だった。千代の蓑紫郎は上手さが際立った。

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