2017年6月9日金曜日
6月4日 六月大歌舞伎 夜の部
「鎌倉三代記」
雀右衛門の時姫が可憐で美しい。だんだん美しくなられているような気がする。松也の三浦之助はすっきりとした若武者ぶりが清々しい。佐々木高綱の幸四郎は悪役らしい憎々しさが強く、実は味方に最後まで見えなかった。
「曽我綉俠御所染」
仁左衛門の御所五郎蔵が何しろ格好いい。五七調のセリフの美しさや役者の格好良さを見せる芝居のはずなのに、五郎蔵が皐月に愛想尽かしをされるところなど心情描写が巧みで胸打たれた。雀右衛門の皐月もキレイだ。星影土右衛門は敵役らしい風格。米吉の逢州も美しい。
「一本刀土俵入」
猿之助のお蔦は蓮っ葉な年増女を好演。こういう、世知にたけた女は上手いしはまってる。幸四郎の茂兵衛がどうしても年より臭いのがしんどかった。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿