2017年6月9日金曜日

0608 ミュージカル「パレード」

主人公が陥れられていく一方で、最後までカタルシスのない重たい芝居だ。ミュージカルに似合わない気がするが、逆に華やかな音楽と物語の深刻さの対照がより心に響くのかも。 レオ役の石丸幹二をはじめ、歌唱力の高いキャストがそろっていたので歌の聴きごたえが十分。特にコーラスの迫力たるや。石丸は冒頭の夫のいやさ加減が絶妙。こんな人が近くにいたら嫌になるよなあという。妻ルシール役の堀内敬子は感情表現が豊か。ただ、元四季と期待していたわりに、高音が結構早くから裏声になるのと、感情を乗せすぎて音程が不安定になるように感じた。

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