2016年9月3日土曜日
0901 「ガラスの仮面」
想像を上回る完成度の高さで、原作を忠実に再現しているのに驚いた。一路真紀の月影先生は期待どおり。貫地谷しほりは一生懸命だけどちょっとうざいマヤそのものだったっし、マイコは亜弓らしかった。小西遼生はダサさと紙一重の気障なセリフをこなして真澄様だったし、水城や紫織も原作から抜け出したよう。ちっとも格好いいと思えない桜小路も思えば原作の通りだ。
冒頭、それまでの話しの流れを足早に説明するシーンに詰め込み感があったけれど、「2人の王女」のオーディションからの流れは良かった。月影が紅天女を踊るシーンもたっぷりあって、満足度の高い舞台だった。
舞台は3階建てのスクエアなセットと、テントのような装置が表裏で、それぞれオフィスや劇場の空間を表現。3階に役者が上ると相当首を上に向けなければならなくて見にくかったが、うまくできているなあと感心した。1幕の終わり近くでセットが引っかかるアクシデントがありはらはらしたが、休憩を挟んでのやり直しできちんと芝居の世界を取り戻した。
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