「西遊記<完結篇>」
またか、という感じだが、今回は沙悟淨との出会いから天竺で経典を手に入れるまでと、まさに物語が完結した。
流沙川の段は希・友之助、清方のツレ。詞章が現代語のこともあり、淡々と物語が進む。新作だから仕方ないのか、三味線は皆、譜面台を見ていた。火焔山より芭蕉洞の段は三輪・団七、最後の祇園精舎の段は津国、咲寿、薫、聖に団吾、錦吾、清方。
人形ほ玉佳の悟空の奮闘ぶりが微笑ましい。悟空と合わせた茶色の着物(紋付きかは不明)で宙乗りも。扇で吹き飛ばされる時は遠見でちっちゃい悟空がくるくる回る。
猪八戒がサングラス、沙悟淨が首掛けファン、悟空がハンディファンを身につけたり、羅刹女がハートペンライトを思っていたりと遊びを入れて客席が盛り上がる。
クライマックスの戦いは、虻に化けた悟空に牛魔王が雀に化けて対抗したと思ったら、猪やら虎やら様々な動物化けあう展開。勝負がつかない中、猪八戒と沙悟浄が応援にかけつけて勝利するのだが、1対3はフェアじゃないよなあとか、何日もかかるという芭蕉洞にどうやって来たの?という疑問が。
流沙川と火焔山の間に解説。
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