2025年7月7日月曜日

7月4日 素浄瑠璃の会

「毛谷村の段」を靖・燕二郎。
気迫のこもった語り・演奏だったが、靖の汁気がいつも以上に多くて見るのが辛く、肝心の斧右衛門の嘆き聞き逃してしまった…。

「上田村の段」は呂勢・燕三。
落ち着いた演奏でいいなと思っていたが、アフタートークでは2人とも不満そう。呂勢はパンフレットのコメントにもあったが、詞ばかりで紡ぐ物語に苦戦したようで、峯田さんの「できなかったの?」の問いにも言葉少な。島師匠や清治師匠のモノマネをしながら、叱られた言葉が脳内再生される様子を話していた。燕三は思い入れが強すぎて突っ走ってしまったそう。
聴いた感想としては、語り分け、引き分けが明瞭で、物語りの解像度が高かったのだが、泣かなかったのは何かが足りなかったのかも。

0 件のコメント: