「夏祭浪花鑑」
住吉鳥居前の口は亘・錦吾。元気がよい。
奥は睦・清友。女性の声にやはり難あり。清友も微妙な表情をしていた。
釣船三婦内の切を千歳・富介。ちょっと間を詰めすぎというか、急ぎ気味に感じた。お辰はサラリと粋。
アトは織、藤に燕三。語りは抑え目に感じた。三味線が締める。
人形は玉男の団七が骨太な感じ。心なしか筋肉が厚いように感じた。殺しの型は決まりきらないところもあったが、上演を重ねてよくなりそう。和生の義平次は憎たらしい。一輔のお梶が粋ないい女。梅枝を思い出した。
10日に再見。口コミで客が増えるかと思ったが、入りは半分くらいか。遅れて入場する際の割引などもあったけど、あまり効果なかったみたい。
千歳・富介は前回感じた違和感がなくなり、安心して聞けた。織・藤の語りは2ヶ月続けたせいか何だか不思議なノリが発生していて、別の芸能になっているというか、義太夫ではないように感じてしまった。
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