獅童のいがみの権太はなんか違う感じがするのは江戸前だからか。ごんたくれだけど憎めないという風でなく、ちょっと突っ張っている兄ちゃん。嘘泣きでは舌を出さず、小せんと倅を見送りもせずだったのも、あれ、と思ったところ。
壱太郎のお里は可愛らしい。目元のピンクが濃くて、ほろ酔いメイクのよう。
維盛は隼人。空桶を重そうに持ちすぎだし、維盛の高貴さも今ひとつ。権太のモドリを聞いているところなど、何もしない芝居にもう少し深みがほしい。
吉太朗の若葉の内侍は2度目だけあって、落ち着いていて、10月の時より年嵩に見えた。
「龍虎」
扇雀の龍に虎之助の虎。20分の短い舞踊ながら早替わりとぶっ返りで3態を見せ、楽しませる。はじめは白い能装束のような姿で、舞台裏に引っ込むと隈取りに獅子の毛、最後は白塗りに戻って袴姿。虎之助はぶっ返りが上手くいかなかったらしく、3階席からだとうつ伏せの姿勢でワタワタしているのが丸見えだった。踊りとしては特筆するものはなし。
扇雀の龍に虎之助の虎。20分の短い舞踊ながら早替わりとぶっ返りで3態を見せ、楽しませる。はじめは白い能装束のような姿で、舞台裏に引っ込むと隈取りに獅子の毛、最後は白塗りに戻って袴姿。虎之助はぶっ返りが上手くいかなかったらしく、3階席からだとうつ伏せの姿勢でワタワタしているのが丸見えだった。踊りとしては特筆するものはなし。
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