2022年5月5日木曜日

5月5日 新国立劇場バレエ団「シンデレラ」

池田理沙子&奥村康祐ペアの初日にして千秋楽。
池田のシンデレラは可憐で健気で、役にあっている。
2幕、待望の奥村王子の登場。2日前にアグリーシスターだったとは思えない、颯爽とした王子ぶり。アイコンタクトが素晴らしく、表情豊かに恋する様を描く。ピュアでありながら、王子の品を保っているのが素晴らしい。珍しくリフトがちょっと不安定かなと思っていたら、3幕が開く前に劇場から、怪我のため井澤駿が代役とのアナウンスがあり心配。早く回復されるといいのだけれど。
急な代役にも関わらず、井澤は安定感のある踊りでさすが。
義理の姉は。決して悪くないのだけれど、奥村の時と比べると物足りない。何が違うのかと考えたけれど、女役の成り切り度なのか、シナを作る様というか、押し出しが違うのかなと。女であることの自信があるとより面白いし、ドラァグクイーン感が出るのかもしれない。他の人は本当にアグリー(不細工)でそこに引け目があるように感じたけれど、奥村は自信満々でスカッとしてるのがいいのかも。 

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