2022年2月2日水曜日

2月2日 SINGIN'IN IN THE RAIN~雨に唄えば~

 主演のアダム・クーパーはじめ、キャストの全クオリティーが高く、歌も踊りも残念な人が一人もいないという素晴らしい舞台。これぞエンターテインメントというのを堪能した。そして、このコロナ禍(コロナ禍下?)にあって、1月公演がキャンセルになりながらも来日してくれ、こんな素晴らしい舞台を見せてくれたことに感謝。カーテンコールでは涙がでそうだった。数日前に思い立ってチケットを取ったにも関わらず、15列目のセンターブロックで、しかも前2列ががら空き(プロモーターのミスか団体客のキャンセルか)で、視界良好。過去公演よりも時間は短かったようだが、密度の濃い好演だった。

ドン役のアダムは踊りがいいのは当然として、声がよく、歌も上手い。タップも軽やかにステップを踏んでいたし。顔は相変わらずのハンサムだったけどお腹周りに貫禄がついて、ちょっともっちゃり。シャツにニットベストという衣装だと特に体形が気になってしまった。寄る年波よね…と思っていたが、調べたらまだ50歳なの⁉ ちょっと老け過ぎでは…。

キャシー役のシャーロット・グー(?)は古風な美人で、鈴を転がすような美声。脚がきれいで踊りもいい。コズモ役のロス・マクラーレン(?)も歌も踊りも申し分なく。リサ役の女優(名前が分からない)は、アニメ声で憎たらしい敵役を好演。

カーテンコールでは、全キャストが雨の中、白シャツに黒ベスト、ハットのいでたちで「SINGIN'IN THE RAIN」を歌って踊り、客席に水しぶきを浴びせるサービスぶり

1幕を観ながら、当然録音よね…と思っていたら、2幕の冒頭で舞台後方を見せる演出があり、生オケであることが分かった。初日(昼公演もあったので、ステージとしては2回目だが)ということもあって、演出家一行が2階席で観ていたし、この状況下で大勢のスタッフが来日し、贅沢な舞台を見せてくれたことに感謝!

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