10時45分開演なのを失念していて、最後の数分だけ観たが、床も手摺もガチャガチャした感じ。
「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」
前後に分けるところ、急な配役犯行で睦・勝平が一段を演奏。
盆が回ると緊張した面持ち。睦は最初から声が掠れ気味で、稽古が大変だったのか、心配したが、弁慶の詞など堂々として聞かせた。勝平は後半は朱を見ながらの演奏だったが、ずっと唸ってる感じで、よくできるなぁと感心。
「酒屋」
中を希・清公。2人とも急な代役をよく勤めた。が、希はちょっと歌いすぎか。
前の藤・清友は…。体調不良に昼食後が重なって、よく寝てしまった。というか、藤は伸び伸び語ってるのはいいのだが、耳あたりが良すぎるきらいが。耳に障るところがないと、義太夫っぽくないのかもと思ったり。
奥の呂勢・清治はよかった!ちゃんと集中して聞けたし、音楽を堪能した。お園の境遇にはまったく共感できないのだが、かわいそうーと思えたし。「今頃は半七さん〜」のクドキでは、嶋太夫を思い出した。
第一部終了後、外出して戻ると二部の上演が中止との報。
草履打は藤の岩藤、呂勢の尾上、咲寿が善六・腰元に清志郎、長局は千歳・富助で一段ま るまるという、代演を楽しみにしていたのでがっかり。
草履打は藤の岩藤、呂勢の尾上、咲寿が善六・腰元に清志郎、長局は千歳・富助で一段ま るまるという、代演を楽しみにしていたのでがっかり。
20日に再見。
「二人禿」は希、亘、聖、文字栄に団吾、友之助、清公、燕二郎、清方。
薫が病気療養で休演のため、前半キャストの聖に代わったほかは、予定通りの顔ぶれ。
…なのだが。やはりガチャガチャした感じだった。
「弁慶上使」は中を睦・勝平、奥を錣・宗助。
錣山の情感あふれる語り。宗助は勝平ほど唸っていなかった。
錣山の情感あふれる語り。宗助は勝平ほど唸っていなかった。
人形はおわさの一輔が地に足がついている感じでよい。信夫の簑紫郎もいい風情。
「酒屋」は中を靖・清馗。義太夫らしい語り。
前は藤・清友。前回よりは集中して聞けたが、もやもやした。芝居っぽいというか、義太夫を聴いているという感じが薄いのだと思う。
奥の呂勢・清治はこれぞ!という聞きごたえ。一段まるまる聞きたかったなあ。
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