2021年9月2日木曜日

8月27日 バレエ・アステラス2021

 新国立劇場バレエ研修所の関係者に熱発があったとかで、研修生のプログラムはすべてカット。少々物足りなくはあったが、残念だったのは出演者も同じだろう。

「コッペリア」橋本有紗・鷲尾佳凛

鷲尾は京都バレエ団で見たことがあったが、帰国してこちらの所属になっていたのね。大きさのあるジャンプなど好感が持てる踊りだったし、プロポーションもいいのに、なぜか拍手が起こらず……。

「海賊」上中佑樹・塩谷綾菜

上中のアクロバティックなジャンプに拍手が起こっていたけれど、私はあまり好みではないかも。今シーズンから新国立劇場バレエ団の所属になるそう。ラストの女性ダンサーのシェネのあたりでオケが走りすぎている印象。

「ドン・キホーテ」福田侑香・荒木元也

ドンキはやはりいい。のだけど、昨秋の奥村・寺田ペアの印象が強すぎて…。荒木はふくらはぎの下が妙に細くて、バランスが悪く見える(ハンプティダンプティを連想したといったら失礼だけど…)。こちらでもラストの盛り上がるところでオケが走りすぎている感じ。ダンサーが踊りにくそう。

「薔薇の精」水井駿介・青山季可

薔薇の精の水井は、窓から部屋に飛び入ってくる軽やかさ。踊りは全く悪くないのだが、あの衣装って、日本人には難易度が高いと思う。

「タリスマン」大久保沙耶・森本亮介

初々しい感じで好感。

「ライモンダ」柴山紗帆・渡邊峻郁

他の出演者とのキャリアの違いなのだろうが、圧巻の踊り。見応えありました。


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