念願の!仁左衛門&玉三郎の桜姫‼︎チケット取るのに苦労したかいあった!!!
これまで色々な桜姫を観てきたけど(歌舞伎だけじゃなく)、これぞ決定版という感じ。2人の色気が凄まじい。36年ぶりの共演で、お二人ともが若さと美貌を保っているのが奇跡的。若作りの痛さは微塵もないもの。何度でも観たい。
仁左衛門は清玄と権助の演じ分けが凄い。清玄はシュッとした容姿なのに、ちょっと頼りないというか、煮え切らないというか、白菊丸をみすみす先立たせて怖気付くみっともなさ。17年後、高僧となり立派そうにふるまうものの、破戒してからの桜姫への執着がなんともうざい。一方の権助は悪の色気。桜姫との濡れ場の色っぽいことといったら!後ろの席のご婦人(けっこう年配)が変な声出してたよ。
玉三郎は白菊丸の可憐さ。お稚児さんはこうでないと。そして、桜姫は一見おぼこい姫でいながら、権助の入れ墨を一目見るや一変。権助に迫るときの恍惚、妖艶さ。視線で、身のこなしで、言葉より雄弁な誘い。視線が絡み合うのがなんとも言えん。
局長浦の吉弥もよかった。歌六は最近老け役でばかりみていたので、残月が長浦より年下⁉︎とビックリ。悪五郎の鴈治郎は悪役なのに憎めない。ちょっと下膨れの顔がいい人そうというか。千之助が吉田松若で出演。花道の引っ込みで、歌舞伎の動きになってない。もっとお稽古してください、と思った。
※20日再見。運良く2列目(=実質最前列)のチケットが取れた。間近で見る2人の色気の凄まじさよ。権助と桜姫の濡れ場では、御簾の下りる直前に権助が腰をぐっと抱き寄せ、桜姫が腰を反らせたのまではっきり見えた。
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