2025年9月13日土曜日
9月13日 TTR能プロジェクト『50回記念』プレミアム公演
「楊貴妃」
大槻文蔵のシテ。宮殿身に立てた作り物の中からまずは声だけ、続いてすだれ?越しに姿を垣間見せる。ゆかしく、優美さが際立つ。後半の舞はさすがの説得力。干之掛、台留の小書がついて、最後は作り物の脇に座って終演。ワキは福王茂十郎、アイは善竹隆平。一般的に能はあの世の霊が現世を訪れるが、これは逆にワキの方士があの世を訪れるのが珍しい。
一調「遊行柳」を浦田保親、
狂言「佐渡狐」
茂山千三郎のシテ、善竹隆司のアド、隆平。
「景清」
シテは友枝昭世、ツレは佐々木多門、宝生欣哉のワキ。
舞台中央に作り物、下を訪ねてくる人がいて、最後、去るのをシテが見送るーーという構成は同じだが、楊貴妃とは全く対照的。貧しい荒屋で、平家の落人という武張った役どころ。戰物語ではキビキビとした動き。
ワキツレの宝生尚哉の発声が子方のようで、元気よすぎで雰囲気をぶち壊す。
色々あったが、総じて人間国宝二人の至芸を堪能した。
公演前の講座によると、恋慕の能ということだが、楊貴妃は玄宗に恋していたのかな。現世への未練はあると思うけど、それは恋慕とは違う気がする。
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