「元祿花見踊」
右近の出雲阿国は立女形の貫禄が少々鼻につく。隼人の名古屋山三は男前。
ほか、元禄の女に廣松、莟玉、玉太郎、笑野、緑、りき弥、元禄の男に男寅、歌之助、左近、菊市郎、蝶紫、蔦之助。
左近は化粧の鼻筋立てすぎでは。途中まで誰だか気づかなかった。
「車引」
菊之助の梅王丸。大人に混じると小ささが目立つが、手足をいっぱいに広げての力演。足の親指を立てるのは苦手なのか、角度が甘かったり、全部の指が立っていたり。太い声を出そうとしているのは伝わるが、無理をしているようでところどころ声が掠れるのは本人も悔しかろう。隈取りの顔が吉右衛門に似てた。吉太郎の桜丸は柔らかい風情がよき。鷹之資の松王丸はさすが型がきれい。杉王丸の種太郎、種之助と勘違いしていたので、ちっこいのが出てきてびっくり。子どもらしい頑是なさが杉王のキャラに合っていて好演。
「寺子屋」
寺入りからなので、時蔵の千代の造形がくっきりする。寺子屋を後にしようとするところ、すがる小太郎を嗜めていったん戸外に出た後で「扇を落としていませんか」と戻るやり方は初めてみた。我が子との別れを惜しむのを強調する狙いだろうが、ちょっとくどく感じた。
愛之助の源蔵は3回目だそうで、ちょっと手を抜いてません? さらさらと過ぎていく感じがした。戸波は雀右衛門で、姉さん女房ぽく脇をしっかり固める。
菊之助の松王丸も情が薄く感じた。前回はもっと迫ってくるものがあった。
「お祭り」
仁左衛門の鳶頭は若々しく颯爽として格好いい。芸者が孝太郎なので、あまりイチャイチャせず。若い衆や芸者を加えて、ただ座ってニコニコしてても華やか。
鳶の者に彦三郎、亀蔵、隼人、歌之助、手古舞に壱太郎、種之助、米吉、児太郎が花を添える。
児太郎が誰よりもガタイがよいのはいかがなものか。
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