2023年4月15日土曜日

4月15日 文楽公演 第1部

「妹背山婦女庭訓」

大序はパスして、小松原の段から。靖の久我之助、咲寿の雛鳥・采女、南都の小菊、文字栄の桔梗、津国の玄蕃に団吾。中では靖之語りに安定感がある。爽やかな好青年といった風情。咲寿の雛鳥は何だか年増が若作りしてるみたいで、可愛くないのは何でだろう。文字栄の女役はあまり聞き覚えがないので、新鮮だった。

人形は出遣いではなかったのだが、一輔の雛鳥の可愛らしいこと!結構グイグイ久我之助に迫るのだが、可憐さがあるので厚かましく見えないのがいい。

蝦夷館の口は亘・清公、奥は藤・清志郎。

二段目の猿沢池は希・寛太郎。

鹿殺しは御簾内で碩・錦吾。杉松が健気で可愛い。

掛乞は靖・清馗。

万歳は咲の病気休演で織・燕三。なぜか後半の記憶が…。体調がすぐれなかったこともあるけど。

芝六忠義は千歳・富助。風格を感じさせる、切語りらしい語り。それにしても芝六、どうして幼い子に手をかけるのよーと思う。

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