クリスマスシーズンの定番で、ロビーに飾ったクリスマスツリーなどが雰囲気を高める
池田・奥村ペアのパドドゥはやはり幸福感が高くていいなあ。去年に比べるとアイコンタクトは控えめなように感じたのは、座席のせいかな。
子役の男の子で一際小さい子がいて、多分踊りは上手いから抜擢されたのだろうけど、周りの子たちとの身長差がありすぎて振り回され気味だったのが微笑ましかった。
クリスマスシーズンの定番で、ロビーに飾ったクリスマスツリーなどが雰囲気を高める
池田・奥村ペアのパドドゥはやはり幸福感が高くていいなあ。去年に比べるとアイコンタクトは控えめなように感じたのは、座席のせいかな。
子役の男の子で一際小さい子がいて、多分踊りは上手いから抜擢されたのだろうけど、周りの子たちとの身長差がありすぎて振り回され気味だったのが微笑ましかった。
「封印切」
鴈治郎の忠兵衛に扇雀の梅川。なんだかあまり哀れを感じないのだな。鴈治郎はどちらかというと三枚目が似合うし、扇雀は骨太の体つきなので、受け身の女というよりは、忠兵衛を尻にひいているみたいに見える。
愛之助の八右衛門は、ナチュラルに憎まれ役を好演。本人はモテるつもりなのに、総スカンを食ってしまう、こういう勘違い男っているよねと思わせる。
名題披露の翫政が太鼓持ち。
「松浦の太鼓」
仁左衛門の松浦公はワガママだけれどとてもチャーミング。「ばかっ、ばかばかばか」って3回くらい言っていて、ウフフという気持ちになる。左桟敷席だったのでお縫と其角を去らせたのを呼び止めたところ、花道に立つ2人越しにこちらを向いている仁左衛門がこちらを向いているように見えてドキドキした。舞台と同じ高さだから、目線が合うような気がするのだ。
其角の歌六は抜群の安定感。お縫の千之助は可憐だが、嘆き悲しむ仕草がちょっとクサイかも。二場で馬から落ちる松浦公を抱き止める近習の隼人が頼もしかった。