2014年7月29日火曜日

7月27日 夏休み文楽特別講演 親子劇場

「かみなり太鼓」

冒頭、「暑い暑い~」と咲甫大夫がかなりの大声で、子どもたちにもインパクト十分。口語体だし、話は分かりやすく、笑えるシーンも多くて楽しめた。

太鼓が下手なかみなりさんの音を三味線で表現していたのが面白かった。トロトロ→ドロドロ→ゴロゴロと変化していくの。

最後、かみなりさんが空に帰るところで、宙乗り。ステージを右に左に、結構長時間だったので、人形遣いの幸助は大変そうだ。


この後、解説「ぶんらくってなあに」を芳穂大夫と文哉。太夫の大笑いの実演のあと、客席の皆でやってみるなど、子ども向けに楽しめる工夫が。一方、人形解説は文哉はもうちょっと工夫したほうがいいのではと思った。結構長いので、小さい子どもは退屈していた。


「西遊記」

英大夫が途中、「妖怪ウォッチ」と言ったり、「レリゴー♫」と歌い出したりしたので、びっくり。しかも、義太夫っぽく歌ってて。歌舞伎ではこういうアドリブっぽい遊びもよくあるけど、文楽では珍しいのでは。

ちっちゃい悟空がたくさんでてきて、宙を飛び交った(本当に、ボールのように投げ合っていた)のがかわいい。最後は、竜と悟空が宙乗りで花道上から2階へ。悟空の蓑二郎の腰のあたりに人形を装着し、足は人形遣いのものという工夫で迫力満点。

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