チャイコフスキーの音楽が、様々なアレンジで全編に使われていて、いやがうえにも気分が高まる。
主人公のニーナ(ナタリー・ポートマン)が追い詰められていくシーンがリアルに痛そうで、眼を逸らしたくなったけど、話に引き込まれた。ニーナはテクニックもあり端正に踊るけと、オディールの妖艶さが出せないことに苦しみ…という設定はよく分かるのだけど、最後までその妖艶さが出せたかは疑問。黒鳥に変化してしまうことで、何か吹っ切れたのはわかったけど、妖艶さとは違うような…。
ポートマンの踊りは、予告編で観たより悪くなかった。もちろん、足のアップや引きの映像では代役を使っているのだろうけど、あまり違和感を感じなかった。まあ、最大の見せ場であるはずのオディールの32回転のフェッテがなかったり、踊りそのもので感動するというレベルまでは行っていないけど。
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