2025年10月22日水曜日
10月22日 ワカテdeワカル フェニーチェ文楽 vol.6 第一部
木ノ下裕一のトーク。千本桜の知盛、妹背山のお三輪は本筋の物語からすると異物。異物の視点が入ることで物語に深みが出たり、違う価値観が提示されたりする。特にお三輪は朝廷の権力闘争に巻き込まれた庶民であり、犠牲になるのはいつも弱いものであることが描かれていると。
「知盛幽霊」は碩・燕二郎。筒いっぱいの熱演に好感が持てる。
人形は簑紫郎で、手足を大きく使った動きに力漲る。
「道行恋苧環」は靖のお三輪、碩の求馬、聖の橘姫に清公、燕二郎、清方。
お三輪の出が調子はずれでのけぞる。どうしちゃったの?アフタートークによると求馬が難しい(セリフが少ない中で品を出し、人物像を描かないといけない)のだそうで、碩もこれといった感じでなく。聖は若手らしい素直な発声が良いが、高音部で調子が外れるなど、お姫様らしさにはまだ遠い。
人形は勘次郎のお三輪は勝気な娘の可愛らしさがあって上々。橘姫の玉延は人形を持て余している感じか。おっとりした感じなど姫らしさを表現するところまでは至らず。簑太郎の求女も。3人が同じ振り付けでキャラクターを見せるところも、あまり違いがはっきりしなかった。
アフタートークは靖、簑紫郎と木ノ下。
知盛幽霊は短いけれど、節や謡がかりなどしどころがあり、太夫としては美味しい場面だとか。
道行恋苧環で一番難しいのは求馬ということで一致していた。
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