2025年1月4日土曜日

1月4日 初春文楽公演 第3部

「本朝廿四孝」
道行はともかく、景勝上使からだと話がわかりやすい。客席は半分も埋まっていない感じで、正月なのに客入りが悪いのが何とも…。

道行似合の女夫丸は睦の濡衣、希の勝頼、亘、薫のツレに団七、団吾、錦吾、燕二郎、藤之亮。
珍しい道行だが、あまり華やかな感じがない。

景勝上使は靖・勝平。
珍しい組み合わせだが、あまり相性がよくない?

鉄砲渡しは小住・寛太郎。
安定感。  

十種香は錣・宗助。
艶やか。  

奥庭は芳穂・錦糸に友之助のツレ、清允の琴。
芳穂は期待したほどでなく。「翼が欲しい〜」の件があっさりしてて、他のところとあまり変わらない感じ。もっと盛り上げて欲しい。錦糸の三味線は引き出しがバチっとしてて、びっくり。眉間の皺…。

人形は簑二郎の八重垣姫。下手ではないのに何となくパッとしないのは何故だろうと考えた。人形使いの華って何だろう。奥庭の左は簑紫郎、足は簑悠。激しい動きにも付いていっていて感心。主遣いより目がいってしまう。
勘弥の濡衣はしっとり。玉助の勝頼、玉志の謙信、玉佳の景勝。

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