2024年3月9日土曜日

3月9日 新国立劇場バレエ団「クラシックバレエハイライト」

「ドゥエンテ」
静かな曲のコンテンポラリー。身体能力の高いダンサーたちはよく揃っていてきれい。両足を卍のように曲げたポーズが印象的だった。照明が暗くて誰が誰やらよく分からなかったのだが、総じて男性ダンサーの上半身裸の衣装が見栄えしないなぁと思う。欧米人のような厚みがあるといいのだろうか。


「海賊」のパドドゥは木村優里・速水渉悟ペア。
速水は舞台からはみ出す勢いでジャンプしたり、木村はクルクルとよく回ったりで、テクニックを見せつけた。木村のフェッテで手拍子が出たのが残念。

「ジゼル」のパドドゥは小野絢子・奥村康祐ペア。
暗転を挟んだだけの転換だったが、一瞬で作品の世界観を描出していたのはさすが。小野は妖精のような軽さが儚く、奥村のサポートが光った。

2部のドンキは米沢唯・福岡雄大ペア。米沢は連続パッセやポーズを余裕たっぷりに見せつける。フェッテで少しグラついたものの、トリプルを交えて圧巻。福岡も、空中で回し蹴りするようなジャンプなど、振り切った演技で会場を沸かせる。 

枚方市総合芸術センターは新しいホールで、3階席からでもかなり見やすい。こんなお値段で新国バレエ団のトップダンサーをこんなに見ちゃっていいの!?と思う。2部のドンキはパドドゥ+αくらいかとかと思っていたらキャストが大勢出てきてびっくり。まあ、録音だし、19時終演予定が18時半過ぎに終わってたけど(ということはドンキはトータルで20分強だということ⁉︎とまたびっくり) 




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