思い出話はくまざわあかねを聞き手にあきらが寂聴との思い出を。最初の結婚の頃の経緯が「京まんだら」に書かれているのだそう。のちにドラマ化された時には自身がモデルになった透役をされたのだとか。
「呂蓮」「鐘の音」に続いて、寂聴作の「居眠り大黒」
宗彦の大経師、しげるがその妻、千之丞の番頭、千五郎の大黒天、山下の坂本の女という配役。
大黒天の月詣りに行くと装って坂本の愛人に会いに行く大経師、主人の浮気を暴露して後釜に座ろうと目論む番頭を宗彦と千之丞がノリノリで演じる可笑しさ。しげるの妻も、いつもの1.5倍くらいのわわしさで、コントを見ているような面白さ。坂本の女は「ぷんぷん」などのセリフに時代を感じるが、若い女の軽佻浮薄ぶりがよく出てる。4人が取っ組み合って争っていると大黒天が目を覚まして全てをおさめてしまうという大団円。ケラケラ笑ってスッキリした。
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