2020年3月16日月曜日

0315 第4回 瑠璃の会

新型コロナの影響で、客席の入りは半分程度。おのずと客同士の距離感が保たれている。

「菅原伝授手習鑑」車曳の段は呂秀、呂響と駒清。
落ち着きが増してきて、それらしくなってきた。この二人はセットのようになっているが、並べられて常に比較されるのも気の毒な気がする。それぞれの良さを生かした演目が聴いてみたい。

「生写朝顔話」明石浦船別れの段は住年・住静。


「心中天網島」土佐恵・駒清。
近頃、文楽で聞いたばかりなので、女義との違いを意識してしまう。治兵衛の情けなさはあまり女声に向かないのでは。

「傾城恋飛脚」新口村の段は住蝶・住輔。
いい曲をいい声で聴くのは心地いい。春夏秋冬の締めとして、聞きごたえがあった。

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