2013年6月9日日曜日

6月1日 パリ・オペラ座バレエ団「天井桟敷の人々」

ガランスのアニエス・ルテステュが圧倒的な美しさ。

男性の主役はバチスト(ステファン・ビュリオン)のはずなのに、あまり見せ場がなく、ルメートル役のカール・パケットのほうが存在感があった。幕間には、ホールのロビーで「オテロ」も演ってたので、間近で美しい姿を堪能。でも、バレエのテクニックなどで魅せるという感じではなく、美しい以上のものを感じられなかったのがちと残念。「白鳥の湖」のロットバルトのあの怪しい魅力のようなものを期待していたのだけれど。

宿屋の女主人(エルミーヌ夫人?)の演技がよかった。バレエの公演で、女性が道化的な役をするのって珍しいように思うのだけれど、存在感があった。

舞台装置や衣装がすばらしく、物語の世界観を作りだしていた。


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