2011年7月18日月曜日

TAIJI

TAIJIが亡くなった。嘘みたいだ。
サイパンに行く飛行機のなかで暴れて拘束され、自殺を図ったというニュースは耳にしていたが、また復活してくると、どこかで思っていた。なぜあんなことをしたのか、何があったのか。詳しいことは分からないけれど、破滅的にしか生きられなかった人なのかなあと思う。
せっかく手に入れかけた成功を、直前で手放してしまったり、自分の身体をわざと痛め付けているかのように振る舞ったり。Yoshikiもたいがい破滅的だが、どこか演じているようで、ほんとうに破滅することはなかった。少なくとも、これまでのところは。破滅的に生きて、本当に死んでしまうなんて、寂しすぎる。

私はTAIJIのベースが大好きだし、Xの楽曲はTAIJIのベースでないと魅力がないくらいに思ってる。だから、去年の日産スタジアムのライブは、全体としてはひどかったけど、TAIJIの演奏を聴けたことは本当によかったと思う。でも、あれが最後かと思うと、物足りない。あんなに才能があって、格好いいミュージシャンが、十分に力を発揮できないなんて、悲しい。その責任の一端(大半?)が本人にあるとしても。

今時、夭逝するロックミュージシャンなんて、伝説にもならない。けれど、そんな風にしか生きられないから、こんな結末を招いてしまったのかもしれない。

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