少し遅れて昇羊の「粗忽長屋」から。爽やかイケメン。
三四郎「MOMO」
文枝門下の新作落語。日本に興味のある外国人に昔話を語って聞かせるのだが、外国人の訛りがわざとらしい。
青年団はコント?時事ネタを盛り込むも、ややすべり。
奈々福の浪曲は「俵星玄蕃」。別のネタをやるつもりが、寄席に来てから今日は忠臣蔵でと聞いて急遽変えたそうで、ちょっと言葉に詰まった?と思うところもあったが、朗々と唸って聞かせた。曲師はまみ。
文治「掛け取り」。マクラで芸人のモノマネから入り、ネタでも芝居の真似ごと。鳴物が入って賑やか。
活動写真の片岡一郎は「槍供養」。忠臣蔵がらみでというのは、赤穂藩の武士の話だから? 粗相をしてよその侍に主人の槍を取られてしまった下人。返してほしければ下人の首を持ってこいたら難癖をつけられた主人は、人の命に勝るものはないと許そうとするも、下人は責任をとって腹を切り…という理不尽極まりない話なのに、なぜかグッときた。
阿久鯉「天野屋利兵衛 雪江茶入」。文楽・歌舞伎でいうところの天河屋の前日譚。「忠臣蔵縛りだが、私のところは軽く」といいながら、しっかりと聞かせる。ふわっとまとめた髪から簪が落ちそうでハラハラ。
中入りの後は織・清馗の「仮名手本忠臣蔵」三段目。気迫のこもった語りで、客席はシンと聞き入るが、渾身の大笑いで拍手がないのは拍子抜け。語り口が立派なので、「鮒よ、鮒よ…鮒侍め」などはもっと嫌味っぽくてもいいのにと思った。義太夫の前後は幕が下りるのは、区切りがあってよき。
鯉八「めめめ」。惚けた調子で客席の空気が一変。いやらしさと可愛げのバランスが絶妙。
歌春「鍋草履」。芝居話で忠臣蔵かと思いきや、客席の話だった。歌丸門下だそうで、柔らかな語り口は師匠譲り?
ボンボンブラザーズの曲芸はだいぶお年を召しているので、体が対応しきれない感じ。ペーソスも笑いにする芸人の心意気を見た。
伯山「南部坂行きの別れ」。まさに今日にふさわしい、討ち入り当日の話。静かな語り口で、張り扇の音も控えめ。瑤泉院のセリフに品があり、しっとりとして色っぽいのにびっくり。後半の討ち入りの場面は畳み掛けるような勢いがあり、聞き応え十分だった。最初、マクラで客いじりに失敗して(最前列の女性がビミョーな拍手をしていたので、「反応できなくてごめん」みたいなことを言ったら、「話しかけないで」と返された)空気が固まりかけたが、何事もなかったかのように本題に入ったのはさすがだった。
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