2025年11月3日月曜日

11月3日 吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

「當年祝春駒」 17分の短い一幕。顔見世なので曽我ものは必須なのか。 万太郎の五郎はきっぱり。橋之助の十郎はやわらかみというより、女方みたいに見えた。 玉太郎の化粧坂少将、米吉の大磯の虎、虎之助の朝比奈、歌六の工藤。 「歌舞伎絶対続魂 幕を閉めるな」 三谷かぶきと銘打ち、三谷幸喜の「ショー・マスト・ゴー・オン」を歌舞伎化。 伊勢の歌舞伎小屋を舞台に、「義経千本桜」を上演中の一座の舞台裏で次から次へと騒動が起こり、冒頭から笑いっぱなしの2時間。 狂言作者冬五郎役の幸四郎はコメディに振り切った芝居で、どこか西村雅彦みがあるなと思ったら、初演時にこの役を演じていた。座元藤川平蔵の愛之助、看板役者山本小平次の獅童と、三谷芝居に慣れた3人が笑いをリードする。 親方?役の鴈治郎もいい味。立女方?の竹島いせ菊が弥十郎で、静御前を演じるというので楽しみにしていたのだが、顎が外れそうになっているというちょっとふざけた設定で、ちゃんとした女方の芝居が見られなかったのが残念。莟玉が若手女方で、顎が外れて出られなくなったいせ菊の代役で静になるのだが、大チャンスにニンマリするなんて歌舞伎では見られない。静役は本職らしくしっかり。 染五郎は狂言作者見習いと義経役の役者の2役。見習いの方は頼りない三枚目風の拵えなのはいいとして、義経の扮装をしてもそれを引きずっていたように見えた。白鴎は大物役者役でセリで登場。セリフはすこしぎこちなかったか。最後に声だけ聞こえるのは録音? 千太郎が附け打ちの役で抜擢(チラシにも名前が出ていた!)。千寿も腰元の1人として出演していたが、セリフはなかった。

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