京都芸術大学の移転記念の祝賀能で、翁は50数年振りという珍しい小書付きというので、急遽観劇へ。
クラシック音楽向けのホールは音響がよく、面をつけていても詞章がはっきり聞き取れた。広すぎないのもいい。傾斜があるので前の人の頭で見えないということはないし。板を踏む音が少しうるさかったのは改善を求めたい。
「翁」は金剛永謹の翁に茂山竜正の千歳、千五郎の三番三。「松風風流」の小書は松と竹の精の舞が出てくる。松の精は茂、竹の精は宗彦、風龍千歳は七五三。芸大生が作ったという被りものは盆栽の松とミニ門松みたい。
「高砂」は龍謹のシテ、宇高徳成のツレ、ワキは宝生欣哉、ワキツレに宝生尚哉、小林努。若宗家の舞を俯瞰で見られ、舞台上の移動の軌跡がよく分かった。
休憩なしで、翁から高砂までぶっ通しで3時間余り。足元が寒くて集中できなかった。
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