2016年4月17日日曜日

0415 「魔術」

中山美穂の初舞台だそう。足首の細さに目を奪われた。 セリフの言い方や間の取り方でややぎこちなく感じるところもあったけれど、あの声で「魔術よ!」というのが印象的だった。澄んでいるのだけどちょっと舌足らずというか、コケティッシュというのか、中山美穂の声と話し方。天然なのか、夢見がちなのか、突拍子もないことを言い出す女という役どころには嵌っていたように思う。 話の筋は幻想と現実が入り混じる、摩訶不思議な空間に??を浮かべながら、けれど心地よい時間。萩原聖人の深刻ぶる男、勝村政信のひょうひょうとしたオッサン(ビールをこぼすのはほどほどにしてほしいかった)はさすがの上手さ。橋本淳の若い男が一人だけ陽でいいアクセントになっていた。

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