2016年4月23日土曜日

0405 真紅組「おしてるや」

道頓堀掘削にかかわる人々の群像劇。小劇場であれだけの人数を描くのは大したものだ。ほとんどセットもないなか、舞台の床を外して堀にする工夫。最後、舞台前方から後ろまで一本の筋ができると堀に見えてくる。 主人公である道頓の甥がウジウジした男で、観ていてイライラするのは狙いだろうが、物語の運びが遅い感じがしてじれったい。遊女歌舞伎の一座の踊りは長い割に完成度が低く辛い。しかもなんで曲が「君の瞳に恋してる」なのか。日本語の歌詞をつけていたようだが、違和感があった。

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