2016年2月13日土曜日
0209 「地獄八景亡者戯」
米朝一門の噺家が芸達者ぶりを発揮して、さながらかくし芸大会のよう。
南光は閻魔役のほか、竹本義太夫を演じて義太夫節を披露し、塩鯛は狂言風に名乗りをあげる。一番驚いたのは吉弥の吉沢あやめ。女形の色気があった。美輪明宏の物まねで「ヨイトマケの唄」も上手かった。
芝居としてはテンポが悪く、間延びしたところも。主人公のざこばがしばしばセリフを噛んだり、落語家同士のやり取りで崩れそうになるのを三林京子が引き締めた。
元OSKの桜花昇ぼるの出雲阿国が華やか。左半身は男装、右半身は女装での一人でのダンスも魅せた。
ISSAはかったるそうに踊っていて精彩がない。役作りなのかもしれないが、桜花と並ぶと見劣りした。
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