3月にも昼夜観ているのだが2月には文楽も観たのだが…、すでに記憶がorz
せめて記憶の新しいうちに。
「本朝廿四孝」
時蔵の八重垣姫はやはり良い!似顔絵だけであれだけ思い込めるというのもすごいが、そっくりな箕作に思いを告げてしまう大胆さもまたありえない設定だと思うのだが、この人が演じると「いじらしいお姫様」に見えてしまう。
秀太郎の濡衣はしっとりと魅せる。声が枯れがちだったのが難点か。
橋之助の勝頼はちょっとなよっとして見えた。愛之助のほうが私は好きかな(いや、贔屓目でなく)
「熊野」
能を元にしたという舞踊劇。玉三郎、仁左衛門という当世随一の美男美女カップルが美しい。まあ、能の踊りはおとなし過ぎて今ひとつ楽しめないのだけど。
舞台を転換するときに、花道で踊るのは演出上はいいのだろうけど、観るほうからすると観づらい。せっかく最前列真ん中といういい席だったのに…。
「刺青奇偶」
勘三郎熱演。歌舞伎というより時代劇っぽいかな。
玉三郎のお仲がいじらしい。蓮っ葉な感じも、病に伏せて夫を思いやる気持ちも、ぐっと訴えてくる。…のに、勘三郎の半太郎はどうにもねえ。死に行くお仲を安心させてやりたいから金がほしいって、そんなことよりばくちをやめるほうが先だろう!と突っ込みを入れたくなる。熱演があんまりくどいので、途中意識がぶっ飛んだorz
仁左衛門の鮫の政五郎はカッコいいの一言。いやあ、粋なおひとです。
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