2023年1月14日土曜日

1月14日 新国立劇場バレエ団「ニューイヤーバレエ」

「A Million Kisses to my Skin」

濃淡の異なるブルーの衣装はシンプルなレオタードで、体操選手のよう。舞台上が白い正方形?になっているのも、シンプルさか際立つ。薄いTシャツを纏っているのだが、透けるのでほとんど上半身裸に見えた。

手足を伸びやかに動かす振りが多く、キャンパスに自由に筆を走らせているような開放感がある。バロック音楽の端正な音楽が舞台上を漂っているよう。
メインの直塚美穂・奥村康祐ペアは何でもないように見せるけど、高いテクニック。結構早いテンポで慌ただしく見えるところもあったけど、ちゃんと曲に合っているのはさすが。奥村がパートナーを迎えるときの微笑みがいい。

「眠れる森の美女」 グラン・パ・ド・ドゥ

ヤスミン・ナグディとマシュー・ボールペア。ロイヤルの衣装は、飾りのビジューがキラキラ光って眩い。ダンサーのテクニックも華やかさも申し分ないのに、ガラだと2人しかいないから、せっかくの祝宴の舞がどうしても物足りなく見える。

「ドン・ジュアン」

アリーナ・コジョカルとアレクサンドル・トルーシュ。
ノイマイヤーの振り付けは神秘的でドラマチック。白衣の貴婦人は衣装のせいか、この世のものでないように見える。コーラス部分は録音を使っていたようで、残念。
 

「シンフォニー in C」

第2楽章の小野絢子の気品たるや。トッププリマの風格があった。
第3楽章の木下嘉人はアームスを柔らかく使っていたのが印象的だった。

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