「石橋」
半能で上演されることが多いので、フルで見るのは初めて。前場のシテは樵翁でワキの寂昭法師に石橋の由来を語って去る。後シテは白獅子と赤獅子が激しく舞う。
大鼓の山本寿弥が若いせいか掛け声も鼓の音も激しくて、煩いくらいだった。小鼓の久田舜一郎も後場では競うように激しかった。太鼓は後場の初め、後シテが出てくるところで橋掛かりの方を向いて打つのはこの曲ならではの演出だそう。
事前にの解説で、石橋は幅1尺(30センチ)足らず、長さ3丈(10メートルくらい)、谷の深さは1000丈と知る。こんなところで獅子が暴れたら落ちるし、そもそも石橋が壊れそうだ。
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