志賀の里の段
シンの希、清友がコロナ陽性のため休演で、渚の方は睦が代演、三味線は二枚目の友之助がシンを勤める。友之助は朱を見ながらで硬い表情だったが、健闘したのでは。睦は掠れ声が渚の方の悲嘆と重なって泣かせた。
ほかは配役通りで小枝を咲寿、腰元を薫、文字栄。ツレと八雲を燕二郎。
人形は渚の方の和生が素晴らしい。この段はまだ老女方なので、夫を亡くした未亡人の健気さや若い母親の華やぎが映る。三味線と八雲に合わせての舞も美しかった。子どもを鷲に攫われてから、何か言っているように口を動かしていたのが珍しく気になった。初日だからちょっとしたトラブルでもあったのか。
桜宮物狂いは芳穂、小住、亘、碩に錦糸、清丈、清允、清方。2枚目の勝平は休演で、錦糸が代わりに弾いていたようだった(亘が語るところで清丈が弾いていたのであれ?と思ったのはそういうことかと)。錦糸がシンにいるとまとまりが良いように思う。人形はここで一気に老女に。
ほかは配役通りで小枝を咲寿、腰元を薫、文字栄。ツレと八雲を燕二郎。
人形は渚の方の和生が素晴らしい。この段はまだ老女方なので、夫を亡くした未亡人の健気さや若い母親の華やぎが映る。三味線と八雲に合わせての舞も美しかった。子どもを鷲に攫われてから、何か言っているように口を動かしていたのが珍しく気になった。初日だからちょっとしたトラブルでもあったのか。
桜宮物狂いは芳穂、小住、亘、碩に錦糸、清丈、清允、清方。2枚目の勝平は休演で、錦糸が代わりに弾いていたようだった(亘が語るところで清丈が弾いていたのであれ?と思ったのはそういうことかと)。錦糸がシンにいるとまとまりが良いように思う。人形はここで一気に老女に。
東大寺は睦・団七。雲弥坊、つっけんどんかと思いきや、親切ないい奴。
二月堂は千歳・富助。前にも演っているし、特筆するほどのことはなし。いい語りだったと思うし、泣いている客もいたけれど、私には今ひとつ響かないのは、母子の気持ちにピンとこないからかも。良弁僧正の玉男は、高僧の威厳があった。
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