2022年4月3日日曜日

4月2日 文楽公演 第二部

「摂州合邦辻」 

万代池の段を三輪、希、南都、津国、咲寿に清友、清方。
あまり聞いたことのない段だが、これがあると物語がわかりやすい。

合邦住家は中を睦・清馗、前を呂勢・清治、切(!)を呂・清介。
こちらも呂勢が良かった。清治の三味線も冴えてた。一方、切の字がついて初めての舞台だった呂は…。清介がバンバン三味線を弾いてなんとか盛り立てていたというか、三味線にかき消されていたよ…。もっと義太夫節らしい語りを聞かせてほしい。

人形は和生の玉手御前が品があって素晴らしい。「蹴り殺すぞ」もちゃんと足は出しているのに、ヒステリックでないのがいい。
俊徳丸は休演の玉佳に代わって玉翔。本役ではないからか控えめだったけど、誠実な感じがよかった。

0 件のコメント: