「言葉なき行為1」
無言劇なのだが、茂山あきらの身体の雄弁なこと。顔の表情だけでなく、身体の動きから、感情の機微が伝わるのだ。深い絶望。
合図として、審判の吹くような笛が使われていたのは、音が強すぎて合わないように感じた。
「北の鏡」
美女のハイディ・S・ダーニングは藤間流の日本舞踊もするそうだが、コンテンポラリーダンサーの印象だった。死神役のミニマムな動きとの対比が面白かった。電子音楽と小鼓、笛の演奏は決して協調しないのだが、不思議なバランス。
「濯ぎ川」
恐妻と姑、2人にこき使われる英国人の夫とのやり取りが日本語と英語のチャンポンで演じられる。狂言のリズムが聴きやすく、素直に笑える。
「ロッカバイ」
繰り返される詩のような朗読と能のような動き。幻想的だがちょっと難解か。
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