2014年8月3日日曜日

8月3日 夏休み文楽特別講演 名作劇場

「平家女護島」

鬼界が島の段

千歳大夫と清介。

冒頭、三味線なしでアカペラのように語りが始まる。
歌舞伎では何度も見ているが、文楽では初めて。でもやはり、この話、私好きじゃないわ。
途中、意識が途切れた…。


「鑓の権三重帷子」

浜の宮馬場の段

松香大夫、始大夫、希大夫、南都大夫、津国大夫と喜一郎。

モテ男、権三はお雪のこと、本気ではないのか?祝言を催促されながら、どこか逃げ腰。


浅香市之進留守宅の段

津駒大夫と寛治。

おさゐが怖い。13歳の娘の夫候補に、「娘の代わりに自分が結婚しようか」なんて、冗談にならないんですけど。お菊と結婚するなら真の台子を伝授しようと言われ、あっさり承諾してしまう権三もたいだいだ。関係をもったお雪という女が居ながら、一回りも離れた子どもとの結婚を承諾してしまうって…・。


数寄屋の段

呂勢大夫と藤蔵。

嫉妬に狂うおさゐの語りがすごい。三味線も激しくあて、目ではなく、耳が離せない。
こういう場にお雪のくれた帯を締めていく権三もたいがいだが、嫉妬に狂って帯を解いてしまうおさゐもたいがいだ。
2本の帯を拾った伴之丞が不義密通の証拠を得たと逃げ去る。その前に、「蛙の鳴き声が止んだ」と外を見たときに、四斗樽に気付かなかったのか。さらに、市之進の男が立たないので、一緒に討たれてほしいという理屈もよくわからない。いっそ、不義になっちゃえばとすら思う。


伏見京橋妻敵討の段

三輪大夫と錦糸ほか。太夫6人と三味線6人でお祭りの華やかさ。

討たれるつもりなのに、夫に子どもの将来を託すおさゐがやはりよくわからん

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