「平家女護島」
鬼界が島の段
千歳大夫と清介。
冒頭、三味線なしでアカペラのように語りが始まる。
歌舞伎では何度も見ているが、文楽では初めて。でもやはり、この話、私好きじゃないわ。
途中、意識が途切れた…。
「鑓の権三重帷子」
浜の宮馬場の段
松香大夫、始大夫、希大夫、南都大夫、津国大夫と喜一郎。
モテ男、権三はお雪のこと、本気ではないのか?祝言を催促されながら、どこか逃げ腰。
浅香市之進留守宅の段
津駒大夫と寛治。
おさゐが怖い。13歳の娘の夫候補に、「娘の代わりに自分が結婚しようか」なんて、冗談にならないんですけど。お菊と結婚するなら真の台子を伝授しようと言われ、あっさり承諾してしまう権三もたいだいだ。関係をもったお雪という女が居ながら、一回りも離れた子どもとの結婚を承諾してしまうって…・。
数寄屋の段
呂勢大夫と藤蔵。
嫉妬に狂うおさゐの語りがすごい。三味線も激しくあて、目ではなく、耳が離せない。
こういう場にお雪のくれた帯を締めていく権三もたいがいだが、嫉妬に狂って帯を解いてしまうおさゐもたいがいだ。
2本の帯を拾った伴之丞が不義密通の証拠を得たと逃げ去る。その前に、「蛙の鳴き声が止んだ」と外を見たときに、四斗樽に気付かなかったのか。さらに、市之進の男が立たないので、一緒に討たれてほしいという理屈もよくわからない。いっそ、不義になっちゃえばとすら思う。
伏見京橋妻敵討の段
三輪大夫と錦糸ほか。太夫6人と三味線6人でお祭りの華やかさ。
討たれるつもりなのに、夫に子どもの将来を託すおさゐがやはりよくわからん
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