2008年7月28日月曜日

7月27日歌舞伎座夜の部

「夜叉ヶ池」

春猿がきれいなのは想像していたのだが、笑三郎の白雪姫が美しかった。「油地獄」がよかったせいか、どちらかというとこの人は庶民的な役のほうが似合うと思っていたのだが、なかなかどうして。すっぽんから出てきた瞬間、一途な姫の気高いまでの美しさから目が離せなくなりました。

でもよく分からないのは、どうして百合と晃は白髪の鬘を被っているのか。俗世を捨ててるってこと?


「高野聖」

玉三郎は脱いでもすごいってことか?水浴びをする僧のところに服を脱いで寄り添うところとか、暴れる馬に胸を見せる(!)ところとか、やたら見せ場があってドギマギしました。

一方の海老蔵、あれでいいのか!?悟りを開いたというより、頭が足りなくて分かってないだけみたいに見えたぞ。最後の歌六の長ゼリフがどうしても頭に入らなかったのは、聞き手であるはずの海老蔵が上の空でリアクションに乏しいからだ。

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