2007年4月4日水曜日

浪花花形歌舞伎

4月1日の初日、2部と3部を観劇。

2部
「雨の五郎」
 呆然というか苦笑というか。初めて見た演目だったのですが、進之介丈の踊り、いっぱいいっぱいな印象を受けたのは私だけ!? 見ながら「お遊戯会」という言葉が頭をよぎります。見得を切るときに、「にやり」と得意げに笑うのは、あれはそういう型なんでしょうか?動きもなんだかぎこちないし…。10分くらいで終わってしまったので、あれっ!?というまま、休憩に突入してしまったのでした。

「かさね」
 孝太郎&愛之助丈のコンビはたびたび見てますが、こういうおどろおどろしいお話は結構好きです。美しい舞台でした。ただ、愛之助丈はあんまり悪人に見えないですね。もっと凄みのある悪役でもいいのかなと。孝太郎丈は容貌が変わる前もあんまり「美しい~!!」と思えなかったので(すみません…)、醜くなってからのびっくりが少なかったような。でも、いい舞台でした(言い訳みたいだけど、ホントにそう思ったんだよ)

「曽根崎心中」
 3日も経ってしまったので、あまり印象が…。

3部
「夏祭浪花鑑」
 今回のお目てはこれでした。以前、コクーン歌舞伎で勘九郎さんが団七を演ったのを見ましたが、印象は全く違いましたね。愛之助丈の団七は、さわやかな印象。ああいう人情モノは勘九郎(現・勘三郎)さんの十八番と思ってましたが、上方のお芝居もいいですねえ。だんっ!と足を開いて見得を切ったり、動きがきびきびしてて、躍動感を感じました。一個だけ難を言えば(おこがましいのを承知で)、団七が義父を殺してしまうシーンで愛之助丈が「しもた~!」という台詞、いつも同じように聞こえてしまうのですが。同じ引き出しから演じてるんかいな。

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