2012年9月18日火曜日

8月19日 八月花形歌舞伎 昼の部

「桜姫東文章」

なかなか投稿できなかったのは、すごく楽しみにしていたのに、いまいち期待はずれだったから…。

福助の桜姫、愛之助の清玄、海老蔵の権助と、ルックス的には悪くないはずなのだが。

まず、福助の白菊丸。清玄に対して、でかっという印象。もともとの身長差もあるのだろうけど、もうちょっと盗んだり、たたずまいとかで可憐さを出してくれないと、美少年に見えない。むしろ白菊丸のほうが年上に見えてしまって、美しく感じられなかった。
桜姫になってからも、前半からなんか、すれっからしの感じ。清玄の祈祷で左手が開くところも、袂の中で握りなおしている様子が見えてしまって興ざめ。
女郎になってからは、蓮っ葉な感じがしっくりきたけど。

愛之助の清玄は、なんか、脚本のせいか、人物描写が物足りない感じ。桜姫への執念とか、もっと感じさせてほしかった。後半、病に伏せって、みすぼらしい姿のシーンが多かったのも残念だ。

海老蔵の権助は、期待してなかったけど、その通り。どうしてこの人のセリフは耳に聞き苦しいのだろう。一緒に行った人が、「聞いていて苦しくなる」と言っていたのだが、耳が拒否して内容が頭に入ってこず、右から左に流れて行ってしまう気がする。

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