2007年5月17日木曜日

ロッキー・ザ・ファイナル

ハワイからの帰りの飛行機で映画を観た。
別に興味もなかったし、内容に感動もしなかったけど、一つだけ気になった言葉が。正確には覚えていないけど、「人生は打ちのめされることの連続。それに負けたら終わりだ。常に前向きに立ち向かってこそ、勝利できる」…というようなことをロッキーが息子に言う。そのロッキーは、50過ぎてから急にプロに返り咲いて、現ヘビー級チャンピオンとほぼ互角に戦い、9ラウンドまでもつれた試合は1ポイント差でロッキーが負けるという、おおよそ現実感のない展開。ロッキーが何でそこまでプロでの試合にこだわるのかがよく分からないし、「やり残した何か」をやり遂げるにしても、現役のチャンピオンとの試合は無理がある。何か、闇雲に前向きなアメリカ人らしいというか、努力至上主義というか、疲れるなあと思いつつも、あまりがんばらなくなってる自分には耳が痛かったり。

でもね、仕事ばかりの人生(物理的に拘束されている時間が多いという意味で)って空しいなあと、ハワイの海を見ながら思ってしまったのだよ。もうちょっと、上手にワークライフバランスをとらないと、私の人生勿体無い。会社に人生ささげる気はないし、ささげたとしても、決して報いてはくれないのだから。

河合早夫の本に、努力すれば結果が出るのではないという言葉があって、努力しても報われないことに腹を立てたり、失望したりするべきではないということが書かれていたけれど、でもやはり、時には報われることがないと、正直やってらんないという気持ちになる。